倒産間際のディズニーを救った「あの作品」とは?

【DIAMOND online】
一冊の「お金」の本が世界的に注目を集めている。『The Psychology of Money(サイコロジー・オブ・マネー)』だ。ウォール・ストリート・ジャーナル紙のコラムニストも務めた金融のプロが、資産形成、経済的自立のために知っておくべきお金の教訓を「人間心理」の側面から教える、これまでにない一冊である。世界43か国で刊行され、世界的ベストセラーとなった本書には、「ここ数年で最高かつ、もっとも独創的なお金の本」と高評価が集まり、Amazon.comでもすでに10000件以上のレビューが集まっている。本書の邦訳版『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』が、12月8日に発売となった。その刊行を記念して、本書の一部を特別に公開する。

倒産しかけだったディズニーを救った「400分の1の作品」

ウォルト・ディズニーは、『蒸気船ウィリー』でアニメーターとしての地位を確立した。だが、ビジネスでの成功は別の話だった。ディズニーが最初に設立したスタジオは倒産の憂き目に遭った。

多くの作品は制作費が莫大にかかるものばかりで、資金調達の条件も法外だった。ディズニーは1930年代半ばの時点で400本以上のアニメーション作品を制作していた。大多数が短編で、視聴者には愛されたが、赤字続きだった。

すべてを変えたのは、…

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